ケアンズの世界遺産ビール Cairns Beer
~ エコ&スタイリッシュなビール工場が新登場 ~
2008年8月、ケアンズのナイトシーンにセンセーショナルな旋風が吹きました。
ケアンズに新しく地ビール工場「ブルースカイ・ブリューワリー」がついに誕生したのです。それだけではありません。ブルースカイ・ブリューワリーはスタイリッシュなバーとレストランを併設し、エンタテイメント性の高い社交の場としても利用できるビール工場なのです。ここで製造されるビールは、自然製法で醸造された無添加のビール。新鮮でおいしいビールを気軽に味わえる、今までケアンズにはなかったタイプのバー&レストランがオープンすると聞いて、地元ケアンズ市民はそのグランドオープニングを心待ちにしていたほどでした。 |
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エリア:
ケアンズ
カテゴリー:
オーストラリア料理
世界遺産の熱帯雨林とビールの関係
きゅっと冷えたビールをごくごく飲み干す瞬間は、ビール好きにはたまりませんね。おいしいビールを作るために一番大切な条件は、いったい何でしょう?それはシンプルだけど、とても重要な「水」です。大麦やホップが発酵し蒸留されて、あのおいしい金色の液体になるには、清涼な水なしには製造することはできません。ケアンズは、ビール造りに欠かせない大切なピュアな水の宝庫なのです。
海のイメージが強いケアンズですが、周囲を熱帯雨林に囲まれた緑豊かな町でもあります。ケアンズの熱帯雨林は、地球上に存在する熱帯雨林の中でも世界最古と言われ、1億3000万年もの歴史を持ちます。世界遺産に指定されており、そこに生息する植物の数は軽く2000種を超えるそうです。それだけの数の植物達が生育できるだけの豊かな森は、今も太古の姿を保ち、すべてをゆったり包み込む母性の森とも言えますね。
15年ぶりのケアンズ地ビール復活うら話
実は15年ほど前まで、ケアンズにもビール工場がありました。1931年に、大手ビール会社CUBがケアンズ地方のビール工場を入手したのをきっかけに、「ケアンズドラフト(Cairns Draught)」と「ノースクイーンズランド・ラガー(North Queensland Lager)」というビールの製造を開始したのです。
どちらのビールもケアンズのあるクイーンズランド州の気候に合った味で、しかも地元ケアンズ産ということもあり、ケアンズをはじめとする周辺地域ではとてもポピュラーなビールでした。その後、様々な事情で別の州に工場移転となり、この2銘柄のビールも市場から消え、それ以来ケアンズからはビール工場が消えてしまったのです。
昔のケアンズ産のビールは、大手会社による大量生産のビールでした。ですが、それでも地元ケアンズの名を冠するビールを誇りに思うケアンズ市民も多く、いつかまたケアンズ産のビールが復活してくれることを望むオージー達の声が強かったようです。
地元のパブからケアンズ産ビールが消えてから、15年たったある日のことです。ある二人のオージー男性の出会いがありました。このお二人が出会ったのは、ケアンズの年に一度の一大イベントである「ケアンズアマチュアレース」会場でした。
旋風を巻き起こしたブルースカイビール
ケアンズアマチュアレースは、イギリスの流れをくむ乗馬レースイベントです。この日は男性も女性も思い切りおしゃれをして、ビールやワインを片手に乗馬観戦を楽しむ大人のお祭り。このイベント会場で偶然にも、地元名士のチャールズ・ウッドワード氏とベン・ニューマン氏が出会ったのです。
ケアンズで生まれ育ったウッドワード氏は、もともと大のビール好きです。乗馬レース会場で出会ったお二人がいろいろな話題を楽しむうちに、ケアンズから消えた地ビールを市場に取り戻したいという話になったのも、きっと必然なことだったのでしょう。ここからとんとん拍子に話が進み、ケアンズの地ビール新工場建設プロジェクト構想が立ち上がりました。
ダイナミックなコンビだからこそ実現できた新工場は、ケアンズの青空をイメージさせる「ブルースカイ・ブリューワリー」と命名されました。構想から1年、2008年8月のオープン以来、ブルースカイはケアンズに旋風を巻き起こし続けています。
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