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実は15年ほど前まで、ケアンズにもビール工場がありました。1931年に、大手ビール会社CUBがケアンズ地方のビール工場を入手したのをきっかけに、「ケアンズドラフト(Cairns
Draught)」と「ノースクイーンズランド・ラガー(North Queensland Lager)」というビールの製造を開始したのです。
どちらのビールもケアンズのあるクイーンズランド州の気候に合った味で、しかも地元ケアンズ産ということもあり、ケアンズをはじめとする周辺地域ではとてもポピュラーなビールでした。その後、様々な事情で別の州に工場移転となり、この2銘柄のビールも市場から消え、それ以来ケアンズからはビール工場が消えてしまったのです。
昔のケアンズ産のビールは、大手会社による大量生産のビールでした。ですが、それでも地元ケアンズの名を冠するビールを誇りに思うケアンズ市民も多く、いつかまたケアンズ産のビールが復活してくれることを望むオージー達の声が強かったようです。
地元のパブからケアンズ産ビールが消えてから、15年たったある日のことです。ある二人のオージー男性の出会いがありました。このお二人が出会ったのは、ケアンズの年に一度の一大イベントである「ケアンズアマチュアレース」会場でした。
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